オトナ その8

若者>
だったら、せめて、その流れだけでも、緩やかに出来ないものだろうか??
淘汰される彼らがかわいそうだ。


オトナ>
時代の流れには逆らえない。逆らうと文明が停滞する恐れがある


そうすると非利益をこうむるのは人類全体、
もちろん文明の受益者である君も、あるいは弱者の消費生活をも含む
こちらの方が、トータルで害が大きくなってしまう可能性がある


淘汰した方が効率的である分野をいつまでも守っていると、
肥大化する。


本来ならば、割に合わない仕事のはずが、
結構割に合う仕事になってしまって
過剰な人材を引き寄せてしまう。


割に合わない仕事は、廃れるにまかせて、
若者は好んで目指さないようにしたようががいい。
伸び盛りの仕事を選んだほうが、その人の将来のためにもなる。


いずれは廃れる職業を、安易に選んでしまった者
将来、需要増えるだろうと予測される職業を選んだ者
どっちがかわいそうだ?


どんなに得意としていても、
どんなに苦労してそれを身に付けたとしても、
需要が無いものに、世間は関心を持たないものだ。


というわけで、君達はとりこし苦労をしている。


肥大化する国債、若者にのしかかる負担、学歴差別、弱者差別
技術の進歩による雇用の減少、リストラ
確かにいまいましいものではある。
解決しようと努力すべきなのは間違いない。


しかし、手段は慎重に選ばなければならない
いまの文明社会を否定するのが、最も安易な方法だ。
だが、それをやってしまったら、
今まで築いてきたよいものまで捨て去ることになる。


たらいの水を棄てようとしたはいいが、
赤子と分別して棄てるのは手間がかかる
だから赤子まで一緒に棄てるのが簡単だよ。。。。といっているようなものだ。


科学文明によって生じたあらゆる問題は、
科学の更なる進歩によって解決すべきだ。


若者>
なるほど、よくわかった