オトナ その7

若者>
人間なんだから、みんながみんな示し合わせて、
もうちょっと、上手いことやれないものだろうか・・
競争を緩和して、すみわけするとか・・・


強者が、むやみやたらに
弱者の領分を荒らさないようにするとか・・


オトナ>
電化製品の進歩も、労働の領域を荒らす
汲み取り便所から下水道の普及も、汲み取り業者の仕事を奪う。
だが、下水道は文明の発展にとって必要だろう。


いわば、定義が逆なのだ。


科学の進歩や、文明の発展などによって
簡単に荒らされやすい領域で仕事をしているからこそ
彼らは弱者と呼ばれる。


法廷での論争技術、家を建てる能力など
技術革新などによって容易に荒らされないような仕事をしているものが
強者と言われる。


自然の流れによって淘汰されにくい者が強者、その逆が弱者と、
後付けで定義される。


あるいは、人類全体の発展に伴い
必然的にに淘汰されるべきものが弱者というべきか・・