オトナ その2

若者>
家畜なんて人間が世話しなければ
そもそもこの世に生を受けることさえ出来なかったのでは?
あんなのが、自然界でいきのこっていけるわけが無いではないか。


能力的にいって、本来ならば、淘汰されるべきやからを、
”食べられる”という目的を与ることにより、あえて生かしてあげる・・
これって、ハンティングより人道的ならぬ”生物道”的なのでは?


オトナ>
ハンティングされる生き物だって、ハンティングされる瞬間まで
充実した人生ならぬ”生物生”を送っていたかもしれないぞ


今日、食われちゃったけど、いままで楽しかったなあ。人生よ有難う・・


こう思って、ライオンに頭かじられながら、
クロマニヨン人のやりに体をつらぬかれながらも
心おきなく往生したかもしれない。


まあ、この心境は、食われる寸前の生き物に
実際に聞いてみないと、わからないが・・。


若者>
なるほどなあ・・・
ブロイラーなどの家畜って、処理される前、こう考えるだろうか
”生物生”において、自由を満喫できただろうか・・
あるいは、食われるまで、タダでエサをもらえて
幸せだとおもっているのだろうか・・・



オトナ>
とにかく、ここまで考えると哲学の領域だ
きりがないから適当なところでやめておけ


若者>
そうだね。