扇動者の場合 その3

扇動者>
頭の中で、理論ばかりこねくり回してもしょうがない
まずは、実際の社会で、具体例をみつけようぜ


お前は学生だろ、確かW大だよな
お前の苦労をよそに、一般人がさんざん苦労して得られる果実を
のうのうと得ている奴っているか?探してみろ?


若者>
いるよ!!格好の奴が
大騒ぎで入った癖してほとんど出てこない!
おまけに、俺達が騒いだおかげだなんて責任転嫁してやがる


扇動者>
それが、お前を圧迫している当人だ。
その果実を奴の手から奪えば
お前は、重しがなくなるように、楽になる
お前は、本来自分のものであったその果実を得ることができる
戦え!!奪え!躊躇するな!
本来お前たちのものであった、果実を得るために!!


若者>
どうせ俺達が静かにしてたところで
授業についてきけやしないんだろうが
バカなのがばれちまうのが恐いんだろ、
恥をさらしたくないんだろうが



扇動者>
うーん。その論理からいくと
君たちが騒ごうと騒がなかろうと、関係ないってことだから・・


じゃあ、騒げ!めいいっぱい騒いでやれ!!
それで、社会にアピールするんだ!


若者>
それじゃ、奴が学校に来ない理論的根拠を与えてしまうのでは?。
あえて静かにしてやって、迎えてもいいのでは?


静かにしてやったのに、やっぱり来ない・・
となると、学校に来ないいいわけがたたなくなる
とすると、奴は顔ださざるをえなくなるだろう


つまり、誘い出す罠を仕掛けるってわけ


扇動者>
なるほど、君、なかなか頭がいいな
後々、幹部に取り立ててやろう。