バーニングの良くやる手とはどういうものか・・


10億かけて、宣伝工作。
ほとんどの日本人に、その芸能人の存在を知らしめます

そうすると日本は、ミーハーの人口がおおいですから
視聴率、CD売上などで、必ず10億以上の収入が入ります。
ガキとバカとミーハー相手の仕事は、元本補償の高金利
かなり安定した投資先といえます


ほとんどの人たちは、
演技下手なこと、歌がひどいことに愕然とし
コンサートに行ったり、ドラマを見ることを、
これっきり一回で辞めるでしょう。
ですが利益はとっくに回収しています
あとは棄てようが放り出そうが腹は痛みません


しかしネット時代になる前は、
実際に見たり聞いたりしないと下手だなんて知りません。
何しろ雑誌では、実力派歌手、女優として
じゃんじゃん煽っているのですから・・


まだ見てない人が、続々とこのトラップに引っかかります
そして、多くの人が、あきれてファンをやめます。


しかし、相変わらずマスコミ上では大好況のタレントさん
イメージは抜群ですし、まだ、下手だと知らない人が多いので、
まだまだ”焼畑農業”を続けることができます。


これが、焼畑し尽くすまで続きます
演技の畑は、歌に比べて、かなりこのサイクルが長いです。


実力がないことが多くの人に知れ渡ると
マスコミでいくら煽っても効果がなくなり
タレントはポイ捨てされます。
そうして、また新しいタレントが、同じように売り出されます
そうするとまた、新しいファンが飛びつき・・・・
この繰り返しです


この手に引っかかる人は、いつも決まっています
その人の棚には、その手のガラクタが、たくさん並んでいます。
中古CDショップのいいお客さんです
だから、Book Offはあいかわらず大盛況。


しかし、こういった人たちも、いつまでもだまされるわけではありません
数々の失敗を経て、少し賢くなると
デビュー時に、自然と”におい”がかぎわけられるようになります
売り出しの時に、こいつ、もしかしていつものパターンか?
と疑うようになります


そうすると、Book Off直行になりそうなグッズを
最初から買わなくなります
しかし、彼らは年になって賢明になったからいいでしょうが、年月は過ぎ、
年端も行かぬ若者が小遣いを持つ年頃にまで成長します。
そうすると、前例を知らない彼らはまた同じ過ちを繰り返します

このくりかえしです


売り出し側は、購買者の新陳代謝によって
使い古された同じ手を、また使うことができるのです。楽です。


しかし、今は、ネット時代ですからねえ・・・・



昔は、ネットがあまり発達していませんので
伝達手段は、口こみ、マスコミしかありませんでした


ファンクラブ内の情報など、ひいきの引き倒し、全く当てにならぬ
マスコミも同様、口コミはもっとも正確だが
いかんせん伝播力が小さい・・
このため、下手糞なのにもかかわらず
結構長く生き抜いた人が多いです


今は、そのサイクルがかなり短くなっています
マスコミがどんなに煽ろうとも
実際に見たり聞いたりしていない人でも
こいつは下手クソだ・・という情報を入手することができ
無駄な出費を、未然に防ぐことができます。
いい時代になったものです。


これでは、利益を回収しきる前に
ぽしゃってしまうことが多いでしょう
バーニングの時代は終わったのかもしれません。