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広末涼子>
ある人は必要に迫られていない、積極的な意志も無い
もう一人は必要に迫られ、明確な意思があって仕事をしている
二人はまったく同じ仕事をしているんだけど
この二人の仕事を、一人は仕事じゃなくて、もう一方は仕事だって
区別できるんですか?
クライアントは、区別して、仕事を発注するんですか?
たとえ、出来あがってくる仕事が同じでも?
若者>
ううっ
広末涼子>
仕事なんて、区別するのも何をするのも
発注がわ、つまり需要側の都合がすべてなんですよ
供給がわの個人的な身の上話なんて、
むこうは知ったこっちゃないんですよ。
誰が作ろうが、同じ値段で、出来上がってくる仕事が同じならば、
みんなおんなじ。プロセスは気にしない。
若者>
お前、結構わかってるじゃんか
商とか政経の方がいいな
広末涼子>
わかってるから、あえて行く必要なんて無いと思って
だから違う学部にしたんです。
同じ学部じゃなくて残念だったかしら?
若者>
っていうか、
大学なんていかなくて、いいような・・
広末涼子>
じゃあ、行かないことにするね
若者>
ああーそれじゃ困るんだよなあ
広末涼子>
どうして?
若者>
あ、それは・・・
広末涼子>
もしかして、私に会いたいとか?
若者>
いや。そういうわけじゃなくて・・
広末涼子>
というわけで・・
月曜9時。リップスティクよろしくね。
テレビタックルに浮気しないでよ。それじゃ
若者>
ああ、ちょっとまって
がちゃ
扇動者>
気のせいかもしれないが・・・
お前、論破されてないか?
若者>・・・・